ここ数年、体重の増加が止まりません。
昨年着ていた冬服がキツイので、新しい洋服を買いに行ったのですが…ことごとくサイズが合いませんでした。XLサイズはラインアップとしてはあるものの、既に在庫切れとのこと。多分、生産量が少ないんでしょうね。もっと作ってくれれば良いのに。
さて、今日はヤマハ発動機の中期経営経営計画をみていきます。
ヤマハ発動機株式会社は、おもにオートバイを中心とした乗り物を製造する企業です。楽器を製造する企業「ヤマハ」の二輪部門が独立して誕生しました。二輪の売上規模は世界第2位、船外機やウォータービークル(水上オートバイ)の販売台数は世界首位を誇ります。
また、パワートレイン技術、車体・艇体技術をコア・テクノロジーとして事業の多軸化とグローバル化に取り組んでおり、マリンエンジンやRV、パワープロダクツ事業といった新たな軸へも進出しています。
ヤマハ発動機株式会社 HP
2017年12月期の業績は、売上高1.7兆円、経常利益1,548億円です。
近年は売上高も経常利益も増加傾向にあります。
※2004年は、2004年4月1日~12月31日の9ヶ月間
それでは、今後の戦略について、2018年12月11日に発表された「新中期経営計画」をみていきましょう。
2021年12月期の業績目標は、売上2兆円、営業利益1,800億円です。
前回の中計(2016-2018年版)で目標としていた、売上高2兆円に再挑戦します。
ヤマハ発動機株式会社「新中期経営計画」より筆者作成
まずはヤマハ発動機の代名詞、ランドモビリティ分野をみていきます。
2018年12月期の売上高は1.12兆円。全社で1.65兆円なので、実に68%を占めています。
ヤマハ発動機株式会社「新中期経営計画」
上図で営業利益をみると、現状、新興国が744億円を稼いでいるものの、先進国で133億円の損失を出していることがわかります。先進国に関しては、2021年目標においても赤字事業となることから、厳しい状況が伺えます。
ヤマハ発動機の成長のタネは、ロボティクス分野です。
製品としては、産業用ロボット、電子部品実装関連機器からドローンまでを扱っています。
売上高も2015年の516億円から、2018年730億円の成長しています。
2021年には、売上高1,000億円を目指していきます。
ヤマハ発動機株式会社「新中期経営計画」
特に注力するのが、「農業」「医療」「自動運転」の分野。既存技術を組み合わせるだけでなく、M&Aなどを行うことで自社の枠にとらわれない技術の獲得やこれまでにないような成長を目指していきます。
ヤマハ発動機株式会社「新中期経営計画」
農業分野
農業分野では、農薬散布事業を軸とした拡張・拡大戦略を取ります。
ヤマハがドローンを飛ばしていたなんて知りませんでした…
ヤマハ発動機株式会社「新中期経営計画」
医療分野
医療分野では、創薬用の装置を開発・販売していきます。
ヤマハ発動機株式会社「新中期経営計画」
ヤマハのロゴをじっくりみたことがなかったのですが、「Revs Your Heart」という文字が入っていたんですね。このブランドスローガンは2013年から入っているようです。
Revとは、「エンジンの回転を上げる、わくわくさせる、高ぶらせる」という意味とのこと。このブランドスローガンが示すように、ヤマハらしいわくわくさせるモノづくりを期待したいところです。
ちなみに、私は、大学時代にヤマハの原付きを愛用していました 笑