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中期経営計画って何を書く? 実際の中期経営計画から作り方を学ぼう

 

上場会社の場合、中期経営計画は投資家向けに「自社は将来このような企業を目指す」と宣言する資料です。投資家たちは、中期経営計画をもとに投資の判断を行います。中小企業向けの中期経営計画とは多少目的が異なりますが、上場企業の中期経営計画には参考になる点も多々あります。

 

今回は、コニカミノルタ株式会社の中期経営計画を一緒にみていきましょう。

 

 

中期経営計画に書かれている項目

 

投資家は、投資先の企業が多くの利益を出して、たくさんの配当金を受け取りたいと考えています。ですので、経営計画には、利益をどう出していくのか?という事が書かれています。

 

コニカミノルタの中期経営計画をみると、下記の順に資料が作られています。

・目指す姿

・当社の強み

・今後の方針(経営方針)

・各事業について

・数値計画

 

上場企業では、このような構成で作られていることが多いですね。企業によっては、冒頭で、「前回の中期経営計画の振り返り」から入っているものもあります。

 

 

コニカミノルタという会社

 

コニカミノルタ株式会社は、日本の電機機器メーカーです。カメラなどの写真関連機器メーカーとしてよく知られていますね。複写機などのオフィス製品のメーカーとしても有名です。

 

カメラは今やスマートフォンに付き物で、スマホのカメラでも高画質・高感度の写真が撮れるようになっています。そのため、主事業であったフィルムで収益をあげることができなくなりました。そのような環境の変化のなかでどう生き残っていくのか、を模索している企業といえるでしょう。

 

 

中期経営計画を詳しく見てみよう!

 

まずは、表紙をみてみます。「SHINKA 2019」というタイトルが付けられていますね。

これはカッコいい!会社の想いが表紙から伝わってくる気がします。

 

出典:コニカミノルタ株式会社「中期経営計画「SHINKA 2019」説明会資料

 

1ページめくると「目指す姿」がでてきます。

今の時代は、良いものを製造すれば売れるということはありません。コニカミノルタでは、「お客様の潜在的な課題を解決していくものを作る」という姿を目指しています。

 

ページの中に、トランスフォーム(変化)すると記載がありますね。現在、製造しているモノを変化させて、次世代に使えるものにするという意識が見えます。

 

 

少しページをめくっていくと、「各事業について」の具体的な内容がみえてきます。

 

成長する分野として、今ある製品を新しい価値観あるものに換えていくことで収益の拡大を目指していることがわかります。既存製品を、時代に合わせ、必要とされるものに変化させていくことは大事なことです。

 

 

次は、新規事業へのチャレンジについてです。

 

今まで培った技術を他の分野に活用しようとしています。同業種の富士フィルムが技術を活用して、化粧品事業に参入していますね。同様に、コニカミノルタでも技術を医療分野に展開しようとしています。

 

中小企業においても、中期的(3~5年)に生き残るために、新たなことにチャレンジをしていくことが重要であることはいうまでもありません。

 

 

さいごに、数値計画が掲載されています。

 

ここでは具体的な紹介は避けますが、前ページまでの事業を実施すれば、これくらいの利益が得られますという建てつけですね。投資家にとって大事なのは利益ですが、何の根拠もない利益目標ではきっと見向きもされません。前ページまでの前提条件や戦略があってこその数値目標となっています。

 

 

既存事業を成長させつつ、新たなチャレンジも行うことが書かれた、とても良い中期経営計画ではないでしょうか?

 

ぜひ、参考にしてみてください!

 

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