事業計画を作るのは大変です。まともに作ろうと思えば、1週間くらい内容や数値と格闘しなければなりません。私も含め、中小企業の経営者に1週間の時間を作るヒマはないですよね。だったら本業に時間を使いたい。
そんななか、中小企業庁が面白い事業計画を勧めているとのことで、さっそく飛びついてみました。
その名は「経営力向上計画」です。
中小企業庁によると、以下の制度のようです。
「経営力向上計画」は、人材育成、コスト管理等のマネジメントの向上や設備投資など、自社の経営力を向上するために実施する計画で、認定された事業者は、税制や金融の支援等を受けることができます。
ん? 税制や金融の支援等?
なにやら、経営力向上計画に掲載した投資計画について、投資した設備の固定資産税が軽減されるだけでなく、即時償却(節税効果!)もできるらしい。さらに低利融資もあるそうです。
ちょっとだけやる気がでてきました!!
まずはどんなことを書かなければならないのかを確認します。
経営力向上計画策定の手引という冊子をインターネットでみてみました。
手引によれば、経営力向上計画を作るには、決まったWordファイルに入力していけば良いようです。さっそくWordファイルをダウンロードします。
ダウンロードしたWordファイルに、会社名などの形式的な内容を入力後、次にきたのが「4.現状認識」。あまり書くスペースがないので、逆に記入内容を絞るのが大変。
こんな感じに書いてみました。364字です。
続いて数値計画のようです。
と思ったら、あれ? 今までの事業計画作成時に必要だった売上計画、人件費計画、利益計画みたいな数字の計算が必要ない…
労働生産性の目標値を書くだけで良いみたいですね。
前期の決算書から、労働生産性を計算し記入。さらに目標値も記入。
たったこれだけでした。あえて文字数を示すとすれば12字。
続いて記入するのは、目標を達成するために具体的に実行する内容。いわゆる行動計画(アクションプラン)のようです。枠が3つしかないので、ざっくりとしか書きようがないですね。
こんな感じです。304字でした。実は、これでほぼ完成みたいです!
何に投資するかと、どうやってお金を調達するかを記入します。
今回はこんな感じ。
この他にも、固定資産税の軽減や即時償却を使う場合には、いくつか枠に記入しなければならないようですが、今回は面倒なのでパスしました。
ということで、これで完成みたいです。
なにやら簡単すぎて不安が残りますが、完成した申請書を経産局に送ってみます。
間違えてたら、なにか連絡がくるでしょう。決算書とか登記簿謄本の添付書類が不要なのも嬉しいサービスですね!
ポストに投函して終わりです。今の時間、11時40分。
たった90分でできてしまいました!
なんと無事に認定されたようです!
経産局から認定書が送られてきましたー!!
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